現在の展示 「マルジナリア山本じん」でお預かりしている作品を紹介します。

(山本じん 作 「Pray」 銀筆・羊皮紙 2004年)
フレームサイズ 430×490mm
絵のサイズ 235×300mm
価格は個別にご案内します →「乙女屋へ問合せ」
銀筆とは
「レオナルド・ダ・ヴィンチも用いた、絵画・素描などを描く技法。
羊皮紙にほぼ純銀に近い銀を削った鉛筆状の筆記具で絵を描くもの。
山本じんはこの技法を自身で研究。
2002年より絵画作品を発表しつづけ、日本では数少ない銀筆画アーティストとして知られている。
近年では、銀筆と鉛筆両方を用いての絵画や、銀筆と油彩をミックスした絵画など、独自の技法での作品も生み出している。」
(「Wikipedia 山本じん」より引用)
先日の記事でご紹介した個展(→「作家紹介~山本じん・2」)にて発表された作品です。
銀筆作品を発表し始めた初期にあたる作品です。

荒野に一人の男性が、祈りを捧げています。
遠くに、水平線が見えるのでは?と解釈されたお客様もいました。
男性から遠く離れた場所へ、天から光が射しています。
鉛筆でしたら、H、HB、B・・・など種類が何種類もありますが、
銀筆にはありません。
濃淡をつけるには、筆圧の手段しかありません。
薄いところは、表面をこすれるか、どうか、と繊細に。
濃くしたいところは、筆圧を強く、それで足りなければ、
同じところを何度も何度も重ねて描くそうです。
荒野の風景、空の景色、男性の肉感、
ひざまずく男性の足元の様子、
肉眼でも、見えないような繊細な線と、
何度も何度も強く重ねて描かれた強く深い線、
様々な線で構成されています。
何度も重ねられたであろう、深く濃い線には、
美への欲求を祈る山本じんの祈りの深さを感じます。
その魅力を画像では、100分の1も伝えられません。
悔しい・・・・。

天から射す光には、彩色が入っています。
こちらも肉眼でも、光の加減によって感じられる、
繊細な色使いです。
その繊細な色遣いの中に、かすかに含まれる色の花が、
祈る男性の足元に、咲いています。
男性は、この花が咲いていることを、知っているでしょうか?
webからこの作品の魅力をお伝えすることは、
本当に難しい。
まるで伝えられていないと思います。
それでも、この絵が今、ここにあることを知ってもらいたい。
わざわざ貴重な時間をいただくのは恐縮だけれど、
この絵の美しさを感じてほしい。
そんな気持ちで記事にしました。
ぜひ、絵を見にいらしてください。
遠方の方、どうしても無理な方、
webからも対応可能です。
詳細のご質問等も、お気軽に!
作品へのご質問、ご購入のご相談は→「乙女屋へ問合せ」
■関連記事■
「作家紹介~山本じん」
「作家紹介~山本じん・2」
乙女屋店主プライベートブログ →「Pray」(2016/02/16 更新)
■営業予定・salon地図など■
→営業予定

(山本じん 作 「Pray」 銀筆・羊皮紙 2004年)
フレームサイズ 430×490mm
絵のサイズ 235×300mm
価格は個別にご案内します →「乙女屋へ問合せ」
銀筆とは
「レオナルド・ダ・ヴィンチも用いた、絵画・素描などを描く技法。
羊皮紙にほぼ純銀に近い銀を削った鉛筆状の筆記具で絵を描くもの。
山本じんはこの技法を自身で研究。
2002年より絵画作品を発表しつづけ、日本では数少ない銀筆画アーティストとして知られている。
近年では、銀筆と鉛筆両方を用いての絵画や、銀筆と油彩をミックスした絵画など、独自の技法での作品も生み出している。」
(「Wikipedia 山本じん」より引用)
先日の記事でご紹介した個展(→「作家紹介~山本じん・2」)にて発表された作品です。
銀筆作品を発表し始めた初期にあたる作品です。

荒野に一人の男性が、祈りを捧げています。
遠くに、水平線が見えるのでは?と解釈されたお客様もいました。
男性から遠く離れた場所へ、天から光が射しています。
鉛筆でしたら、H、HB、B・・・など種類が何種類もありますが、
銀筆にはありません。
濃淡をつけるには、筆圧の手段しかありません。
薄いところは、表面をこすれるか、どうか、と繊細に。
濃くしたいところは、筆圧を強く、それで足りなければ、
同じところを何度も何度も重ねて描くそうです。
荒野の風景、空の景色、男性の肉感、
ひざまずく男性の足元の様子、
肉眼でも、見えないような繊細な線と、
何度も何度も強く重ねて描かれた強く深い線、
様々な線で構成されています。
何度も重ねられたであろう、深く濃い線には、
美への欲求を祈る山本じんの祈りの深さを感じます。
その魅力を画像では、100分の1も伝えられません。
悔しい・・・・。

天から射す光には、彩色が入っています。
こちらも肉眼でも、光の加減によって感じられる、
繊細な色使いです。
その繊細な色遣いの中に、かすかに含まれる色の花が、
祈る男性の足元に、咲いています。
男性は、この花が咲いていることを、知っているでしょうか?
webからこの作品の魅力をお伝えすることは、
本当に難しい。
まるで伝えられていないと思います。
それでも、この絵が今、ここにあることを知ってもらいたい。
わざわざ貴重な時間をいただくのは恐縮だけれど、
この絵の美しさを感じてほしい。
そんな気持ちで記事にしました。
ぜひ、絵を見にいらしてください。
遠方の方、どうしても無理な方、
webからも対応可能です。
詳細のご質問等も、お気軽に!
作品へのご質問、ご購入のご相談は→「乙女屋へ問合せ」
■関連記事■
「作家紹介~山本じん」
「作家紹介~山本じん・2」
乙女屋店主プライベートブログ →「Pray」(2016/02/16 更新)
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